ほげちゃん
やぎ たみこ 作
ある日、小さなゆうちゃんにプレゼントされたのは、変わった見た目のぬいぐるみ。「ほげちゃん」と名付けられ、家族の一員となりますが…
まず、ほげちゃんという謎の造形のキャラクターを生み出した作者さんはすごいと思います。初見では、暴れまくるほげちゃんの姿に爆笑してしまいました。
なまけていません。
大塚 健太 作 紫田 ケイコ 絵
どんな時でも動こうとしないなまけものくん。お友達みんなから普段の怠け具合を責められますが、ちゃんと理由があるのです…。
リズムよく話が進むので、子どももワクワクして聞いてくれます。お決まりのセリフも一緒に言ってくれるかも。
ギリギリかめん
あきやま ただし 作
大人でも、時間が迫っているのになかなか準備できないこと、ありますよね。子どもなら尚更!あきやまさんらしい笑いのあるお話で、読後感よし。
読んだ後、子どもに「今度からギリギリにするか、コツコツかどっちにする?」と聞くと面白い答えが返ってくると思います。
大ピンチずかん
鈴木 のりたけ 作
子どもの心を掴んだ、大人気の本です。子どもの大ピンチあるあるが満載で、各ページの隅に小さい字で作者の関連した大ピンチエピソードもあり、クスッとさせられます。
小学生の方がより楽しめると思いますが、幼児でも当てはまる大ピンチがあれば気に入ってくれるかも…?!
うろおぼえ一家のパーティ
出口かずみ 作
家族全員がめちゃくちゃ忘れっぽい、愉快な「うろおぼえ一家」のシリーズです。
ある日曜日の朝、パーティーがあることはなんとか思い出せたのですが、なんのパーティーか分からないままいろいろなお客が訪ねてきて…
ジャンルがあるとすれば、「子どものツッコミ待ち型」絵本です。
ものぐさトミー
ウィリアム・ペーンデュボア 作 松岡享子 訳
誰しもが「ダラダラしていても、自動で支度してくれるマシンがあればなぁ」と考えたことがあるのでは無いでしょうか。トミーはそんな願望を叶えているのですが、ある日機械が故障してしまい…
子どものころに読んで大受けした記憶があります。逆さにされた足にご飯がかかる姿がなかなかに衝撃的で…。クラシックながら長年愛されている作品です。
ねこいる!
たなかひかる 作
最後まで、勢いのある本です。初見では何の気なしに読み始めるのですが、実はそこここにネコがいます。ということで、2回目からは復習がてら子どもと探しっこしながら楽しめる本でもあります。
うれしいさん かなしいさん
松岡 享子 作
うさこちゃん(ミッフィー)シリーズなど良質な海外絵本の翻訳を数々と世に送り届け、作者としても多くの名作絵本を残してくださった松岡享子さん。こちらは、いい感じに気の抜けたような絵柄で描かれています。しかし、これがなかなかに魅力的なのです。
こちらのクマさんのお話、七転び八起き的な展開で子どもが喜びます。子どもの気分ってコロコロ変わるから、共感できるのかもしれません。