あけましておめでとう
中川 ひろたか・作 村上 康成・絵
子供からしたら、お正月はいつもと違う雰囲気。なぜ『明けましておめでとう』なのか不思議に思うところがあると思います。お話の中では、お正月のあるあるがたくさん出てきて、半ば強引に「だから おめでとう」で繋げていく、ユーモアたっぷりのえほんです。少し前の時代の過ごし方なので、親は懐かしくなります。
20ぴきのおしょうがつ
たしろ ちさと・作
お正月前から当日のネズミの家族の暮らしを描いた、ほっこりとしたお話です。大掃除や餅つきなど、やる事は人と同じですが、足りないものは“アリエッティ”のように人の家から少しずつ拝借するようです。
くまのこのとしこし
高橋 和枝・作
大晦日。くまのこのお父さんとお母さんは、年越しの準備で忙しそう。都度、くまのこは何をしているのかを不思議に思って聞くのですが、返ってくるこたえはすべて「らいねんのため」。「らいねんってなに⁈」ますます疑問は深まるばかり…
柔らかく描かれたタッチで癒されます。くまのこの言動が3〜4歳くらいの人間の子どものようで、「ふふっ」となります。
おぞうにくらべ
宮野 聡子・作
お正月、きみちゃんはお父さんお母さんと一緒に、おじいちゃんおばあちゃんのお家にやってきました。挨拶をすませ、一緒に遊んだ後は初詣。道中、お友達のお店のおぞうにをいただきます。そこで顔を合わせたお友達は皆、自分の家のおぞうにと違う事に驚きます。
子どもと、我が家のお雑煮の話がしたくなりますね。
お正月がやってくる
秋山 とも子・作
東京のど真ん中で工務店を営む、なおこさん一家。作者の秋山さんは、なおこさんを中心にして一家の正月準備から年越し、お正月の様子を取材して描きます。
そこの工務店では、門松などのお正月飾りを作って販売したり、商店街での獅子舞役をやったりと、知らない世界だったので興味深かったです。
おしょうがつパーティー めでたいめでたい
すとう あさえ・作 山田 花菜・絵 川島 雅子・レシピ提供
本屋のままこさんはお料理が大好き。さぁお正月をお祝いするごちそうをままこさんと作ってみましょう!
おせち料理ではなく、子どもと楽しく作れそうな創作レシピが四つ紹介されています。『ニコニコのり巻き』と『はつひので茶碗蒸し』を作ってみたいと思いました。