ちっちゃな生きものたち ミミズ
スージー・ウィリアムズ 作 ハンナ・トルソン 絵 渡邊 真里 訳
身近にいる「ちっちゃな生きものたち」の、知っているようで知らない生態をポップでかわいいイラストで紹介。
虫が苦手な人も、ちょっと意識が変わるような絵本です。飼育方法付き
出版社の紹介
夏休みの自由研究にもオススメ!
総ルビなのでちっちゃいお子さまへのプレゼントにも◎
ミミズの生態を知るための入門本です。
興味があるなら2、3歳くらいの小さなお子さんから楽しめます。ミミズの飼い方が興味深かったです。
絵がシンプルタッチなので苦手な方にも手に取りやすい!
ミミズのオッサン
長 新太 作
「オッサン」という名前のみみずがさんぽにでかけた。そうしたら、ドシーンと何かがおちてきた。おちてきたのは、ヌルヌルベトベト…。
出版社の紹介
THE・シュールな作品!!みみずのオッサン…私的にはもうタイトルとカラフルな表紙だけで満足しちゃった感がありますが、読み進めてみます。
うーん、奇天烈!「もはやこのおっさんはみみずである必要は無いのでは」とか、「みみずは何かの概念なのか」などと深読みしようとしてしまいました。
この本はただただ、子供のように頭をやわらかくして楽しめば良いのです。ということで1、2歳くらいからでも。
まなつのみみず
すとう あさえ作 かつらこ絵
みみずのにょろべえは働き者。せっせと土を食べては、栄養たっぷりのフンを出し、畑を豊かにしています。ところが、となりの畑では、土が干上がり、みみずたちがピンチに。仲間を助けるため、にょろにょろにょろりん、東西南北の畑から、みみずたちが大集合!
出版社の紹介
とっても楽しいお話なのですが、残念ながら廃版のため図書館でお借りください。
このお話では天敵のはずのモグラも仲間なのがユニークです。モグラもミミズも水が無かったら生きていけないので、共闘関係にあるのです。
ミミズくんのにっき
ドリーン・クローニン 作 ハリー・ブリス 絵 もりうち すみこ 訳
ミミズが主人公というだけで何の気なしに読み始めたのですが、めちゃくちゃ楽しめました!
「○月○日、××をした。△△だった。」といった日々が最初から最後まで同じ調子で綴られています。やんちゃなミミズ少年の愉快な毎日は、まるでイタズラ好きの小学生男子の生活を垣間見ているよう!ニヤニヤしてしまいます。
ポットくんとミミズくん
真木 文江 作 石倉ヒロユキ 絵
ポットくんは、花が大好きな植木鉢。春の夜、庭の落ち葉を食べていたミミズくんと出会い、ともだちになりました。ミミズくんがおしえてくれる、トンネルのほりかた、卵や赤ちゃんのことなど、それは、びっくりすることばかり。子どもたちに身近なミミズの生態や、環境にはたす役割が、ゆかいなストーリーとともに展開する絵本です。
出版社の紹介
ポットくんが爽やかでミミズくんも可愛い。ストーリー仕立てでミミズの生態がさりげなく学べます。
「園芸絵本」というジャンルだそうです。万人受けしそうなので、これからシリーズ化しそうです(既に他のお話が一冊あります)。
ミミズのふしぎ
皆越ようせい 写真
ミミズには知られざる不思議な世界があった! 産卵や食事、越冬など、世界的にも珍しい驚きのシーンが満載の写真絵本。
出版社の紹介
表紙の写真に度肝を抜かれますが、いたって真面目なミミズの写真絵本です。写真のリアルさにドキドキしながら読んでいくと、いつしか不思議とミミズの魅力に誘われます。
あなたの知らないミミズのはなし
山村紳一郎 作 皆越ようせい 写真 田村孝 絵 中村方子 監修
ここまで来るとミミズについてもっと知りたくなりますよね!ということでこちらの本がオススメです。ところどころルビの無い漢字があるので、小学校高学年向きかな。
個人的に興味深かったのは、ミミズは無脊椎動物なのに人と同じように血が赤いこと。
あと、農薬や殺虫剤によって生態系が崩れるおそれがあるということ。ミミズは自然界の生態系において非常に重要な役割を果たしているので、考えさせられました。スーパーで売れるのは虫のついていない綺麗な野菜ですものね…。
さぁ、ミミズの薀蓄を知ってミミズ博士と呼ばれましょう!